ヒロ
自身のスポーツ活動を通して感じた問題意識やスポーツ・健康に関する情報発信を行っています。 日頃は、教員をしつつスポーツ科学に関する研究を行っています。 スポーツや健康に関するライター依頼お持ちしております。 ご連絡は以下まで athport.hiro@gmail.com
スポーツ科学

筋肉と脂肪の重さの比重は?脂肪よりも筋肉のほうが重たいってホント?

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こんにちは、ヒロです。

突然ですが、皆さんは、筋肉と脂肪の重さの違いって考えてことありますか?

 

男の子
男の子
太っている人は体重が重いから脂肪のほうが重いんじゃないの???

 

女の子
女の子
確かに、デブって体重が重いもんね(笑)

 

こらこら、デブって・・・・(笑)

それでは、以下の画像をご覧ください。


(出典http://beachbodymake.com/dieti-is-not-bodyweight/)

画像を見た感じではどう見ても左側のほうが体が大きくて体重が重そうに見えますよね。

しかしながら、画像の通り2人は体重が同じなんですよ。

 

女の子
女の子
え?どう見ても左のほうが重そうだよね・・・

 

驚きましたか?

実は、筋肉と脂肪とでは同じ体積なら筋肉が重く脂肪のほうが軽いことが分かっているんです。

 

男の子
男の子
え~、以外。じゃあ、デブよりマッチョのほうが体重が重いんだ。

 

そうなんです。

筋肉質な人って、体の大きさと比べて思ったよりも体重があるんですよ。

今回は、筋肉と脂肪の比重について科学的に考えていきましょう!

ポイント

体積が同じなら筋肉は脂肪よりも重たい

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筋肉と脂肪の重さの比重

(出典:http://hibikiten.hatenablog.com/entry/2014/09/10/200000)

筋肉と脂肪って同じ体積であると筋肉のほうが重いということはお分かりいただけたと思います。

上記の画像のように、1㎏あたりの体積を比べると明らかに脂肪のほうが体積がでかいですよね。

女の子
女の子
ほんとだ―。全然大きさが違う。同じ1㎏なのに不思議だ~

なぜ、筋肉と脂肪は重さが違うの?

それでは、なぜ筋肉と脂肪って重さが違うと思いますか?

実は、同じ体積当たりに含まれる水分量が筋肉と脂肪では全然違うんです。

筋肉は1㎏あたり、600㎖の水分量が含まれているといわれています。

筋肉に対して脂肪は、1㎏あたり200㎖しか水分が含まれていません。

 

男の子
男の子
筋肉のほうがたくさん水分を含んでいるんだね。

 

そうです。

このように、含まれる水分量の違いが同じ体積当たりの質量の違いに現れてくるんです。

筋肉と脂肪ではどれぐらい重さが違うの?

重さの比率として筋肉と脂肪とではどれくらい違うのでしょうか。

筋肉と脂肪の比率としては・・・・

筋肉:脂肪=1.2:1

の比率であるといわれています。

つまり、脂肪1㎏の体積と筋肉1.2㎏の体積が同じという計算になりますね。

 

男の子
男の子
う~、計算がややこしい~

 

女の子
女の子
こんな計算も分からないの(笑)

 

女の子
女の子
みんなは理解できているよね??

同じ体重でも筋肉質は締まって見える

上記の比率から筋肉質なマッチョは体の筋肉量が多いため体重は重くなります。

そのため、脂肪がたくさんついている人とマッチョとを比べると、同じ体重であってもマッチョのほうが締まって見えるんです。

これが初めに見ていただいた画像のような、見た目の違いに合わられるんです。

マッチョは水に沈みやすい?

(出典:https://www.3bs.jp/healthcare/adult_disease/w60933.htm)

また、同じ体積当たりの質量が筋肉は水よりも高いため、筋肉は水に沈む性質があります。

それに対して、脂肪は水よりも同じ体積当たりの質量が水よりも軽いため水に浮かびます。

よく、マッチョは金槌という言葉を聞きませんか?

これは本当に筋肉質な人は体が水に浮かばないため、泳げないんですよ。

特に、体脂肪が低く筋肉量が多いボディビルダーや体操選手は金槌が多いといわれています。

 

ポイント

・1㎏あたり筋肉は600㎖・脂肪は200㎖の水分が含まれそれが質量の違いに現れる。

・筋肉と脂肪の比率は1.2:1で筋肉が重い

・同じ体重でもマッチョは締まって見える

・マッチョは水に沈みやすい

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ダイエットの際のポイント


ダイエットの際は、体重ばかり気にしない

筋肉と脂肪とでは、そもそも質量が違うことがお分かりいただけたと思います。

そのため、ダイエットをして痩せたいと考えている人は、体重よりも脂肪量を気にする必要ようがあります。

筋肉質な人は、当然見た目よりも体重が重くなりますからね。

 

女の子
女の子
じゃあ私は筋肉質だから体重が重いのね!私は太ってない、太ってない、太ってない・・・・

 

男の子
男の子
いや、脂肪が結構あると思う

 

女の子
女の子
うるさい!

 

男の子
男の子
・・・・・・・・

体脂肪率を気にかけること

体重よりもダイエットの時は体脂肪率をきにかけるようにしましょう。

体脂肪は、1日当たりのエネルギー計算を

摂取カロリー<消費カロリー

にすれば、徐々にやせていくことができます。

因みに脂肪1㎏を消費するには7200キロカロリーを消費する必要があるといわれています。

理想のダイエットは筋肉をつけながら脂肪を落とす

ダイエットの際は、筋トレをしながら有酸素運動を取り入れて脂肪を落としていくことが理想的です。

もちろん、筋肉をつけた分多少は体重が増加します。

しかし、筋肉をつけることによって体の基礎代謝を向上させることができ、痩せやすい体をつくることができるんです。

筋肉が1㎏増加することによって基礎代謝が向上し、1日当たりの消費カロリーは30キロカロリーほど上昇するといわれています。

1日30キロカロリー消費カロリーが増えるということは、1年で約10000キロカロリー消費できるようになります。

つまり、筋肉を1㎏つけると1年で脂肪約1.5㎏を燃焼できる体をつくることができるんです!

痩せやすい体をつくるためにも筋トレと有酸素は同時に行うことをお勧めします。

ポイント

・体重よりも体脂肪率を気にしてダイエットに取り組む。

・ダイエットの際は筋トレを取り入れ効果的に体を引き締める

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まとめ

今回は、筋肉と脂肪の重さを比べてきました。

筋肉って思っているよりも重いんですよ。

筋肉と脂肪の重さや働きを詳しく理解することによって、自分自身の理想的な体をつくれるように取り組んでいきましょう。

体重の重さよりも体脂肪率を気にしてダイエットに取り組みましょう

それでは!

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