ヒロ
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スポーツ科学

人の身体の筋肉の種類や名称・筋肉量・メリットなど【筋肉量の平均・標準】

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こんにちは、ヒロです。

皆さんは、人の体の筋肉について度程度ご存知ですか?

人の体は大きく分けて200種類の筋肉があるといわれています。

 

女の子
女の子
そんなにあるんだ!

 

めちゃくちゃ種類多いですよね・・・・・

全部言える人ってなかなかいないと思います。

今回は、そんな人の体の動作を支える筋肉について、筋肉の名称や種類筋肉量など人に筋肉のあれこれについて考えていきたいと思います。




筋肉の役割

筋肉の役割は大きく分けて2つあります。

一つは、体を動かす働きです。

筋肉の役割といわれて思いつくィパン的な役割だと思います。

筋の最小単位サルコメアが脳からの刺激によって収縮することによって骨格筋が収縮し動作が生まれます。

 

そして、もう一つは人の体温の維持にも大きな役割を持っています。

食べものがエネルギーになり、そのエネルギーを体で使っていることはご存知だと思います。

実は、筋肉はエネルギーを使用して収縮するときに熱を生み出します。

体温維持に必要な熱の約4割は筋肉によって作り出されています。

スポーツなどで体を動かすと体が温まりますよね。

これは、激しい運動によりエネルギーが多く消費され、おおくの熱が生まれるからです。

筋肉の名前をざっくりと覚えよう!

それでは、人の体の筋肉を大きく紹介していこうと思います。

まずは、上半身の筋肉から

ざっくりですが、人の上半身の筋肉はこのような名称がついています。

胸鎖乳突筋・・・・首の筋肉

僧帽筋・・・・首から肩にかけての筋肉

大胸筋・・・胸の筋肉

腹直筋・・・お腹の筋肉

前鋸筋・・・脇腹の筋肉

三角筋・・・肩の筋肉

広背筋・・・背中の筋肉

上腕二頭筋・・・二の腕の前側に筋肉

上腕三頭筋・・・二の腕の後ろ側の筋肉

 

下半身の筋肉

下半身の筋肉が画像のようになっています。

・大殿筋・・・お尻の筋肉

・大腿四頭筋・・・太ももの前側の筋肉をまとめた名称

・ハムストリングス・・・太ももの後ろ側の筋肉をまとめた名称

・下腿三頭筋・・・・ふくらはぎの筋肉の名称

・前脛骨筋・・・・脛付近の筋肉

などなどに分類することができます。

これらの筋肉はざっくりとまとめた筋肉の名称なので、もっと細かく筋肉の名前を知りたい人はいろいろ調べてみてください。

筋肉は200種類ほどあるといわれていますよ!

人の体の筋肉量ってどれぐらい?(平均値)

人の体の筋肉量ってどれぐらいあるか知っていますか?

成人の男性で身体の約4.5割が、女性で約4割が筋肉でできているんです。

結構多いですよね。体のかなりの割合が筋肉で占められているんですよ。

 

また、筋肉量は体の中心に大きな筋肉があり、末端にかけて小さな筋肉になります。

前腕の筋肉よりも大胸筋や三角筋のほうが大きいですよね。

これは、物理的に大きな力(筋力)を発揮するときに、体に近いほうが多くの筋力を発揮するためだからといわれています。

 

そして、平均的な身体の筋肉量は以下のようになっています。

年齢    男性   女性

20代    44%   39%
30代    37%   37%
40代    34%   33%
50代    31%   30%
60代    29%   26%
70代    25%   23%

皆さんは平均以上の筋肉量がありますか。

体組成計などで、体の筋肉量を測ることができます。

一度調べてみてください。

筋肉ってどんな種類があるの?

 

また、筋肉には速筋繊維と遅筋繊維と呼ばれる二種類の繊維があります。

速筋繊維は筋肉が白っぽい色をしているため別名「白筋」とも呼ばれます。

この筋肉は、主に、強い力や瞬発系の動きをするときなどに使。われる筋肉になります。

 

そして、もう一つの遅筋繊維です。

この筋肉は、赤っぽい赤っぽい色をしているため「赤筋」ともよばれます。

この筋肉は、長く動くときの動作、つまりマラソンなど持久系の動きをするときに使用される筋肉になります。

 

このように、動きによっても使われる筋肉が違うため、それを理解しながらトレーニングをしていくことが大切になります。




筋肉を増やすことのメリット

筋肉を増やすことには、様々なメリットがあります。

筋力、パフォーマンスの向上

まずは、筋肥大をすることによって筋力を向上させることができます。

筋力は筋の断面積に比例するという研究結果があります。

大きな筋肉であればそれだけ大きな力を発揮することができます。

力強い動きや爆発的な動きを可能にしスポーツ場面でおおきなアドバンテージを得ることができます。

ダイエット効果

また、筋肉量が増えると基礎代謝が向上します。

筋肉1㎏増えることによって1日当たりの消費カロリーが50キロカロリー増加するといわれており、痩せにくい体を手に入れることができます。

1日50キロカロリーでも365日(1年)で考えると18250キロカロリー

脂肪に換算すると2.5キロの脂肪と同じだけのエネルギー消費してくれる結果になります。

何もしなくても痩せやすい体になるなんて、痩せたい人は、筋肉をつけるしかないですね。

強そうに見える

そしてそして、なんといってもマッチョだと強そうに見えませんか?

たとえば、どちらかと戦わないといけない場合、ヒョロヒョロの人とマッチョが歩いていたらどちらと戦いますか。

答えは、多くの人がヒョロヒョロの人を選ぶと思います。

このように、筋肉質になることによって、普段の生活で、変な人に絡まれる回数も減ると思います。

 

筋肉をつけるメリットってたくさんあるんです!

まとめ


今回は、人の体の筋肉量や名称、種類について紹介してきました。

筋肉って奥が深くて、種類も様々なんです!

筋肉を学ぶことによって、どんな動きの時にどこの筋肉を使うのか?どんな種類の筋肉を使うのか?理解できるため、必要なトレーニングを理解することができるようになります。

様々な知識を身につけて、自身の健康やトレーニングに役立てましょう

それでは!

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