こんにちは、ヒロです。
皆さんは、ブラック部活動という言葉を聞いたことはありますか?
現在、教員が子供たちの部活動指導を行うことによって、教員の負担が増え過労働を行わざるを得ない状態にあります。
先生たちって思っているよりも大変な毎日を過ごしているのですよ。
今回は、教員の労働を圧迫している、ブラック部活動についてその負担と今後の課題について考えていきたいと思います。
Contents
教員の労働時間の実態
文部科学省が平成28年度に行た教員の労働実態調査では、1日の教員の平均勤務時間は11時間15分という結果となっています。
そして、教員の3割は11時間15分以上働いていると明らかとなりました。
過労死ラインは1か月80時間以上の時間外労働があった場合、過労死に認定されやすいといわれています。
教員の3割ほどは、この月間の過労死ラインを越えているといわれています。
ブラック部活動問題とは?
それでは、なぜこれほどまでに教員の仕事は大変なのでしょうか?
教員が多忙な理由の一つにブラック部活動問題が挙げられます。
ブラック部活動問題とは?
ブラック部活動とは、生徒が部活動の参加を強制されたり、生徒の人格を否定する言葉を吐いたり、教員の長時間労働などの問題をブラックと比喩した言葉です。
部活動の顧問になると、朝練や放課後練習、土日返上の練習などで、教員が休日をとることができずに、部活動指導に1日の多くの時間をとられてしまいます。
しかも、手当は雀の涙ほどのお金で労働を強いられることになります。
部活動指導の結果、教材準備や校務などの時間が後回しになって、長時間働かざるを得ない状況となってしまっています。
部活動指導による長時間労働がもたらす負担
休日返上など、多くの時間がとられる部活動問題ですが、部活動指導に伴う長時間労働で、教員は心身に多くの負担を抱える結果となっています。
長時間労働が招くリスクとして以下のものが挙げられます。
・脳卒中のリスクが高まる
・心臓病のリスクが高まる
・精神疾患のリスクが高まる
1日当たりの睡眠時間が6時間以下になると様々な病気のリスクが高まります。
うつ病のリスクも高まるなど教員は心にも多くの負担が伴う仕事です。
3年以内の離職率の高さを見ても教育業界は約半数の人が3年以内に教育業界から離れているなど、仕事の多忙さがうかがえます。
部活動は本来教員の仕事じゃない?
「仕事なんだからやって当然でしょ」
と思う方もいると思いますが、実は部活動指導は課外活動であり、指導は法律的にも必ず行わなければいけなものではないのです。
教員の仕事は本来、自分自身の教える教科の授業や校務なのです。
あくまでも、教員にお願いをしてボランティアで行っているという形になっているんですね。
とはいっても教員が指導せざるを得ない状況となっていますが・・・・・
現在の取り組みやこれからの部活動はどうあるべき?
現在と課題
現在、ブラック部活動問題の対策として外部指導化などの取り組みが進められています。
外部指導化とは、外部から部活指導者を招き入れて、部活指導を行てもらう取り組みです。
しかしながら、これらにも多くの課題があり、外部から招くための費用の負担の課題や教育者ではない指導者の過度の勝利至上主義の課題などが山ずみで解決できていない現状にあります。
新たな取り組みによって教員のブラック部活動問題や長時間労働が改善されることが望まれますね。
まとめ
今回は、教員の労働について紹介していきました。
思っている以上に教員は多忙な毎日を過ごしているんですよ・・・・・
部活動への教員の取り組みがさらに良いほうに改善されてより良い体制ができることを期待しましょう。
それでは!
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