2020年上旬に中国の武漢市で爆発的に感染者が拡大した新型コロナウイルスの猛威は日本にもふりかかり健康面や経済面など多方面に影響をもたらしている。
その中の一つには中学校・高校・大学などの教育現場にも影響をもたらし、学校への登校ができない子ども達が世界全体で13億人にのぼると推測されている。
また日本では、学校停止に伴い部活動(クラブ活動)も多くの学校で停止状態が続いており、子ども達が体を動かす場も制限されている。
部活動に青春をかける子ども達も多く、コロナによる猛威は子ども達にも多大な影響を与えている。
部活動(クラブ活動)はいつから始まるのか?
2020年4月上旬に日本国内で安倍総理によって緊急事態宣言が発令された。
それから、1か月余りがたち、徐々に学校が再開される県も出てきいるものの、いまだに多くの学校は停止状態にある。
今後のコロナの拡大状況によってはどうなるかわらないが、緊急事態宣言は5月の末には解除する方針となっている。
6月上旬から学校が始まった場合に部活動もすぐに開始することは可能なのだろうか?
学校再開にあたり、多くの学校では3密による感染リスクを避けて分散登校を取り入れる方針の学校が多い。
そのような状況の中で、部活動(クラブ活動)は3密状態を作りやすいため、学校が始まってすぐに通常の部活動再開にいたらない可能性が高い。
良くて時間帯を区切った部活動(クラブ活動)が行われ、悪ければ7月以降の最下位になる可能性も高い。
学校再開のめめどが立ったからといって部活動(クラブ活動)も通常通りに再開される可能性は低いのではないだろうか?
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全国中学校体育大会やインターハイの中止
また、コロナによる部活動への影響は活動の有無のみならず数々の大会へも影響を及ぼしている。
県大会・ブロック大会・全国大会などは多くの人が集まり3密になるため、コロナの感染拡大を恐れがあるため、中止が相次いでいる。
2020年4月末には中学校の部活動の最大規模の大会である全国大会中学校体育大会の中止が決定された。
高校生の夏の全国大会であるインターハイも同様に中止が決定している。
その他、各地域の県規模の大会など多くの大会の開催が余儀なくされている現状にある。
中学3年生や高校3年生など各学校生活の最後の学年の子ども達にとっては、今までの集大成の場が失われたことはなんともいたたまれない現状である。
代替えの大会は?
様々な大会の相次ぐ中止は、コロナの感染拡大を抑えるためには、やもうえないことといえよう。
しかしながら、青春のすべてを部活動に捧げてきた子ども達がいることも確かである。
また、県大会・ブロック大会・全国大会でおさめた成績はその後の進路にも大きな影響をもたらす。
今後の社会状況にもよりけりではあるが、未来ある子供たちのために何とか代替えの大会を用意してもらいたいものだ。
今現在、決定はされていないが、萩生田文部科学大臣によって【文部科学大臣杯】なる記録会の開催も検討されている。
この大会を各都道府県規模で行い、その記録を入試で評価する仕組みも検討されている。
このような社会状況の中でやむをえない大会中止ではあるが、何らかの形で子ども達が活躍できる場を用意してもらいたいものだ。
これからの、部活動(クラブ活動)現場の同行に注目が必要だ。
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