ヒロ
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スポーツ科学

ボクシング選手の引退後の後遺症【ボクサーと脳障害・パンチドランカー】

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こんにちは、ヒロです。

皆さんは、パンチドランカーという言葉を聞いたことはありますか?

パンチドランカーとは、脳への外的ダメージによて、脳が、高次脳機能障害を起こした人のことをいいます。

よく、ボクサーなどの格闘技選手などが発症する障害だといわれています。

テレビでよく見るボクサーで引退後ろれつが回らないボクサーなどを見かけることはありませんか?

格闘技系のスポーツは、脳にダメージが入り、脳障害を引き起こすと体に恐ろしい症状が現れます。

今回は、パンチドランカーなどの脳障害の原因やその対策について迫て行きたいと思います。




ボクサーの引退後

皆さんは、ボクシングって普段テレビなどで見ますか?

最近だと、井上尚弥選手や村田諒太選手などの活躍がめざましいですよね。

 

普段ボクシングを見ない人でも、具志堅用高やガッツ石松などはバラエティー番組でご覧になたことがある人も多いのではないでしょうか?

そんな、ボクサーたちですが、引退後のある障害に苦しめられることがあるってしていましたか?

それは、脳障害(パンチドランカー)です。

この脳障害のせいで、日常生活もままならない選手って意外と多いんです。

さらに、この脳障害は、現役中は発症していなくても、引退後数年たってから発症するケースも少なくありません。

ボクシングや格闘技などのスポーツを行っていたことがきっかけで脳障害が発症しやすいなんてなんともいたたまれないですよね・・・・

 

脳障害(パンチドランカー)の原因とその症状

パンチドランカーの正式名称は慢性外傷性脳症と呼ばれます。

この症状が発症する原因は、何度も繰り返しの受けの衝撃を受けたり、脳震盪を起こすことによって発症します。

かつては、慢性外傷脳症はボクサー脳症とも呼ばれていましたが、近年では、アメフトやラグビーなどの競技でも発症されるケースが多く、この呼び名になりました。

症状

外傷性脳症の症状は、障害の重症度によて3つに分類できます。

重症度症状
軽度頭痛や集中力の欠如
中度感情抑制障害 (うつ病など)
重度記憶障害 歩行困難など

 

重症度によって症状が変わってきます。

特に、脳にダメージを受けるスポーツ選手は引退後、精神疾患やうつ病にかかるケースが多いといわれ、アメリカではアメフト選手のうつ病による自殺などがニュースとして多く取り上げらています。

さらに、脳機能の低下により、良いこと悪いことに判断力が下がり、犯罪に手を染める選手も少なくないといわれています。

脳障害は、とても恐ろしい病気ですよね・・・・




脳障害(パンチドランカー)の予防・対策


脳にダメージが入り、一度脳障害を発症すると治りません。

それでは、上記のような慢性外傷脳症の予防はあるのでしょか?

 

慢性外傷脳症が発生する原因は、外部からの継続的なダメージが大きな原因となります。

そのため、脳へ衝撃を与えないようにすることが大切となります。

ボクシングなどの格闘技であれば、パンチをもらわないように、デイフェンス能力を高めることが大切となります。

そして、もし、強いダメージを脳にうけたら、脳を休ませる期間を十分にとり、脳を回復させてから競技に取り組むようにしましょう。

少しでも、脳や記憶力などに異変を感じたら病院に行って検査を受けるようにしましょう。

早めの対策が障害の進行を防いでくれます。

 

もし、慢性外傷脳症を発症したら、原因となるスポーツの引退をお勧めします。

外部からのダメージをすこしでも少なくし、症状の悪化を防ぐことが大切です。

健康よりも大切なものなんてありませんよ。

まとめ


ボクシングなどの格闘技系のスポーツは、その競技特性からどうしても脳へのダメージが蓄積されます。

脳機能障害は一度発症すると現在の医学では、治らないといわれています。

また、症状は歳をとってから発症することも多いです。

自身の体調管理をおことらずになるべく苦悩にダメージをためすぎないようにする注意が必要です。

健康的に生活を送れることが何より大切だと思います。

それでは!

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