日本サッカー協会(JFA: Japan Football Association)は、6月3日に日本初の女子プロサッカーリーグとなる「WEリーグ」を2021年秋に開幕すると発表しました。
「WEリーグ」は1989年に創設された日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)を既存のままに、新たな形でプロリーグとして開幕されるようです。
そこで今回は、新たに開幕する女子プロサッカーリーグの「WEリーグ」について現在わかっている詳細や発足に至った経緯などを紹介していきます。
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なぜ、「WEリーグ」という名称に?
「WEリーグ」という名称は「Women Empowerment」の頭文字をとって名づけられています。「Women Empowerment」とは、女性の力といった意味合いを持ち、
女子新リーグの設立準備室長である佐々木則夫氏は4つのあるべき姿が象徴されているといいます。
その象徴というのが、以下の4つです。
1、女子が「サッカー選手」を夢見ることができる未来
2、サッカーを超えて、女性活躍社会の象徴となる未来
3、リーグの描く未来を、さまざまな人々と協力・共創していく意思
4、関わる「わたしたち」みんなが主人公になるという意思
WEリーグの詳細は?
「WEリーグ」は現在のところ、2021年の9月に開幕予定。初年度は6〜10チームで開催を予定しており、試合形式はホーム&アウェイ方式の総当たりリーグ戦で行われます。
開催されてから複数年は降格なしのエキスパンション型をとるとのことです。
参加チームは今年の7月末に応募を締め切り、10月上旬に精査した上で決定となります。
その後の新規入会は認められるそうですが、入会金、年会費ともに2000万円が必要となるようです。
「WEリーグ」でプロ契約した選手は最低年棒が設けられ、その額は270万円となります。
現在、日本のトップリーグであるなでしこリーグでは、プロ契約している選手はごくわずかであり、そのほとんどが働きながらや家族からの援助などで試合に出場している状態です。
そのため、最低年俸が設けられることでよりサッカーに集中する環境が作られるのではないでしょうか。
「WEリーグ」開幕から5年間は日本サッカー協会より当初、10億円以上の資金が投資される予定でした。
しかし、新型コロナウイルスの影響によって、感染対策に資金をさく必要が生じ、現在新リーグのために確保している予算は3億円となったそうです。
この3億円の予算はチーム運営などにあてられるとのこと。
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WEリーグの他分野への活動
「WEリーグ」はスポーツ業界以外にも様々な分野と連携をとっていく予定となっています。
1例としては、女子スポーツ医学関連の企業や教育機関との連携です。
これらの期間に選手の活動・身体データを提供することで、医療や化学、栄養学などの発展の一助となる可能性が考えられます。
日本ではまだ、ビックデータをもとにした研究開発が途上であるので、この分野における発展を期待したいです。
また、先ほど述べた「Women Empowerment」で、女性の社会的な活躍の場を広げるということも期待されています。
この分野において日本は世界から遅れをとっていることは明白なので、女子プロサッカーをきっかけにジェンダー差における問題解決のきっかけとなると良いですね。
まとめ
今回は2021年秋に開幕することが発表された女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」について紹介しました。
女性の地位が向上し、男女平等にスポーツを楽しめるという環境はとても良いことなので、順調に来年の開幕を迎えることを期待したいと思います。
新型コロナウイルスなど様々な障害も立ちはだかりますが、新リーグやチーム、選手が協力して日本のスポーツシーンを盛り上げていって欲しいですね。