2020年6月3日、日本サッカー協会(JFA)が国内初となる女子プロサッカーリーグの名称や大会方式などを発表しました。
女子サッカーのプロリーグはこれまで日本にはなかったため、国内初となる女子プロサッカーリーグの詳細について気になっていた方は多いでしょう。
また現在、日本の女子サッカーのリーグとしてなでしこリーグがありますが、新しく創設されたリーグとはどのような違いがあるのか気になる所です。
そこで
・女子プロサッカーリーグの名称は?
・参加クラブや大会方式は?
・なでしこリーグとの違いは?
について紹介します。
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女子プロサッカーリーグの名称は?
国内初となる女子プロサッカーリーグの名称は「WEリーグ(うぃーりーぐ)」です。
WEリーグはWomen Empowerment Leagueの略で、「女子サッカー・スポーツを通じて、夢や生き方の多様にあふれ、一人ひとりが輝く社会の実現・発展に貢献する」ことを理念としています。
また、WEリーグのネーミングには4つのあるべき姿が象徴されています。
1.女子がサッカー選手を夢見ることができる未来
2.サッカーを超えて、女性活躍社会の象徴となる未来
3.リーグの描く未来を、さまざまな人々と協力・共創していく意思
4.関わる「わたしたち」みんなが主人公になるという意思
WEリーグの開幕は2021年秋。
そして、2022年5月ごろにシーズン終了予定となっています。
また、日本サッカー協会はWEリーグの創設に関して3つのビジョンを明らかにしています。
・世界一の女子サッカーを
・世界一アクティブな女性コミュニティへ
・世界一のリーグ価値を
日本サッカー協会が明かしたビジョンを見てみると、2011年にFIFAワールドカップで優勝したなでしこJAPANのように、世界で活躍するために選手一人ひとりのレベルを向上させ国内だけでなく世界を視野に入れていることが分かります。
参加クラブや大会方式は?
WEリーグの参加クラブは現時点(2020年6月3日)で、6~10クラブが参加予定となっており当面の間降格はなし、昇格のみとなっています。
また、参加クラブの発表については2020年の秋ごろに発表予定。
大会方式は、ホーム&アウェイの総当たりリーグ戦で順位が決定されます。
ホーム&アウェイ方式はJリーグや世界のサッカーのリーグでも採用されている方式なので、サッカーファンにとって慣れ親しんだ大会方式となっています。
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なでしこリーグとの違いは?
WEリーグの創設によって、これまで日本女子サッカー界にはなかった女子プロサッカー選手という職業が確立されます。
なでしこリーグの加盟クラブはJリーグ傘下のクラブや実業団クラブ、市民クラブなどで
これまでなでしこリーグで活躍してきた選手は、社会人や大学生などのアマチュア選手がほとんどです。
そのため、WEリーグの設立によってJリーグと同じようにプロ選手で構成されたクラブで試合が行われます。
このプロ選手で構成されたリーグかアマチュア選手で構成されたリーグかという点がWEリーグとなでしこリーグの大きな違いです。
なので、WEリーグはなでしこリーグの上位のリーグに位置づけされます。
まとめ
【国内初】女子プロサッカーリーグの名称が決定!なでしこリーグとの違いは?について紹介しました。
・WEリーグ(Women Empowerment League)
・参加クラブは6~10クラブの予定
・ホーム&アウェイ方式の総当たりリーグ戦
・WEリーグはなでしこリーグの上位に位置づけられる
1989年に創設され、約30年に渡って女子サッカー界を引っ張ってきたなでしこリーグ。
そんななでしこリーグに加え、国内初となるプロリーグが誕生します。
WEリーグの開幕は2021年とまだ先ですが、どんなクラブが参加するのかについては2020年の秋ごろに発表予定となっているので、ぜひ注目です。