現在、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中断していた世界のリーグが少しずつ再開しています。
例えば、欧州4大リーグのドイツ・ブンデスリーガが5月16日に開幕し、ブンデスリーガに続いて、デンマーク・スーペルリーガ5月28日に開幕しました。
そんな、デンマーク・スーペルリーガのミッティランが6月1日に行われた試合で導入したドライブインフットボールが話題になっています。
ドライブインフットボールとはどのようなものなのでしょうか。
そこで、
・ドライブインフットボールとは?
・無観客ならではの演出を行っているクラブは?
・日本のクラブではどんな演出が行われる?
について紹介します。
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ドライブインフットボールとは?
ドライブインフットボールとは、大型駐車場に設置されたスクリーンで車に乗ったまま試合観戦ができるシステムです。
つまり、ドライブインシアターの要領でサッカー観戦ができることになります。
ドライブインフットボールは、車に乗ったまま試合観戦できるので、新型コロナウイルスの感染対策もされており、画期的なアイデアとして現在話題になっています。
今回、ドライブインフットボールを導入したデンマーク・スーペルリーガのミッティランはホームのMCHアリーナの大型駐車場に2つの巨大スクリーンを設置し、会場には約2000台の車に乗ったサポーターが集まりました。
車内から巨大スクリーンで試合を観て、カーラジオで実況と解説を聞き試合を楽しめる無観客ならではの演出が行われています。
無観客ならではの演出を行っているクラブは?
ミッティランが実施したドライブインフットボール以外にも無観客ならではの演出を行っているクラブがあります。
例えば、デンマーク・スーペルリーガよりも早く再開したドイツ・ブンデスリーガのボルシア・メンヒェングラートバッハ。
ボルシア・メンヒェングラートバッハは5月23日に行われた対バイエル・レバークーゼン戦で、スタンドにダンボールで作られた人形を配置しました。
その人形にはサポーターの顔写真が貼られ、約19ユーロ(2200円)の価格だったもののスタジアムには13,000個のダンボール人形が配置され、選手の後押しをしました。
無観客での開催は中断前と比べるとどうしてもスタジアムが殺風景になってしまいますが、ダンボール人形が配置されたことで、ボルシア・メンヒェングラートバッハのマルコ・ローゼ監督は「1人ではない」という感覚を選手達に与えてくれたと称賛。
ブンデスリーガでは、5月29日までの28試合でホームチームが勝利したのはわずか5試合とアウェイチームが勝利した数の方が圧倒的に多く、サポーターの応援が勝敗に影響していることが今回の無観客開催で明らかになっています。
また、ブンデスリーガより早い5月8日に開幕した韓国・Kリーグの全北現代モータースでは録音された応援歌が放送されていました。
このように既に再開しているリーグのクラブでは、無観客ならではの演出が行われています。
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日本のクラブではどんな演出が行われる?
無観客ならではの演出として、日本のクラブでは6月27日から再開するJ2のアルビレックス新潟がボルシア・メンヒェングラートバッハ同様ダンボール人形を設置することを5月30日に発表しました。
ダンボール人形は無観客と入場制限がある試合が対象となっており、ユニホーム姿の上半身型ダンボール人形「アルボールくん」が設置されます。
顔の部分はイラストを描いたり写真を貼り付けられるようになっています。
なお、購入方法や価格については現時点(2020年6月2日)では明らかになっていません。
アルビレックス新潟以外にもJ2のジュビロ磐田では、スマートフォンアプリを使ったリモート応援システムの導入が検討されています。
ジュビロ磐田は5月27日にヤマハスタジアムで実地実験を行い、積極的に準備を進めています。
まとめ
ドライブインフットボールとは?無観客ならではの演出について紹介しました。
・ドライブインフットボールとは、大型駐車場に設置されたスクリーンで車に乗ったまま試合観戦ができるシステム
・ブンデスリーガのボルシア・メンヒェングラートバッハやKリーグの全北現代モータースなど世界中のリーグで無観客ならではの演出が行われている
・J2のアルビレックス新潟はダンボール人形「アルボールくん」を設置
・ジュビロ磐田はリモート応援システムの導入を検討中
デンマーク・スーペルリーガのミッティランが導入したドライブインフットボールは、新型コロナウイルスの感染対策がされており、とても画期的なアイデアなので今後導入するクラブが増えるかもしれません。
また、ブンデスリーガやKリーグでもダンボール人形の設置や録音した応援歌を放送するなど無観客ならではの演出が行われています。
なので、今後開幕するJリーグや欧州のリーグではどんな無観客ならではの演出が行われるのか注目です。