新型コロナウイルスの影響によりプロリーグの中断や延期などの対策が取られているスポーツ業界。
その中で5月29日、Jリーグ(Japan Professional Football League)は「2020年第8回臨時実行委員会」を行い、村井満チェアマンより「2020明治安田生命Jリーグ」の再開・開幕することを公表しました。
先日、開幕日程が公表された日本プロ野球に続き、スポーツ業界の明るいニュースですね。
そこで今回は、J1・J2・J3リーグの各再開・開幕日程やJリーグ開幕にあたって行われる新型コロナウイルス対策を紹介していきます。
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各リーグの再開・開幕日程は?
・J1
J1リーグの再開予定日は、7月4日土曜日となっています。
現在の試合経過は2月21日〜2月23日の間に第1節、開幕戦のみ行われている状態です。
試合数は当初の予定と変わらず、各チーム全34節。残り33節を週2試合のペースで消化することを目指しています。
・J2
J2リーグの再開予定日は、6月27日土曜日となっています。
J2リーグはJ1リーグと同様に2月23日に第1節、開幕戦のみ行われている状態です。
J2リーグはJ1リーグよりも参加チーム数が多いため、試合数は各チーム42節消化します。
つまり、残り41節を消化していく予定です。
・J3
J3リーグは今年のリーグ戦はまだ開幕していませんので、開幕日程が発表されています。
開幕日はJ2リーグの再開日と同様、6月27日土曜日です。
試合数は各チーム全38節行われる予定になっています。
・2020JリーグYBCルヴァンカップ
2月16日に開幕となった2020JリーグYBCルヴァンカップは、現在グループステージ第1節のみ行われている状態となります。
ルヴァンカップに関しては再開日はまだ決定しておらず、決定次第発表するようです。
また、大会方式の変更も予想されます。
再開・開幕に向けて新型コロナウイルスの対策方法は?
・無観客
当面は接触リスクを軽減させるために無観客での試合となります。
観客の入場に関しては7月10日以降、観客を入れて、試合が行えるように準備を進めているようです。
・対戦カードの組みなおし
当初予定されていた対戦カードは全て組みなおしとなります。
感染予防の観点から移動距離を軽減するため、近隣のクラブから対戦を優先的に行っていくようです。
新たな対戦カードについては、6月15日月曜日に発表予定となっています。
・PCR検査の実施
再開にあたって新型コロナウイルスの陰性確認を行うべく、J1・J2・J3リーグに所属する全選手や関係者、審判など約2300人余りを対象に2週間に1度のペースでPCR検査を実施することが予定されています。
また、PCR検査だけではなく、検温や行動履歴の確認など健康管理を引き続き実施し、感染防止に取り組むとのことです。
このPCR検査はJリーグに新たにPCR検査を担当する部署を設置し、外部機関に検査業務を委託して行われます。
そして、検査費用に関してはリーグ側の全額負担となります。
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再開・開幕における懸念事項は?
・負傷リスク
Jリーグに先んじて再開されたドイツ1部リーグでは、試合中の負傷が相次いで発生しています。
新型コロナウイルスの自粛期間により、満足なトレーニングが行えていなかったため調整が不足していたことが原因と考えられるようです。
そのため、これから開幕するJリーグに関しても同様の負傷リスクが危惧されます。
・感染リスク
開幕後も選手が新型コロナウイルスに感染するリスクは0ではありません。
感染した場合はチームから離脱することが想定されますし、濃厚接触した可能性のある他の選手の対応も必要となってきます。
そうすると、チームメンバーが大きく入れ替わる可能性なども考えられるでしょう。
・チーム戦術
各チームで練習状況に差があり、特に全体での練習はどこのチームも十分に行えていなかったことが予想されます。
そのため、綿密なチーム戦術など連携面での不安が試合で現れてしまうかもしれません。
まとめ
今年は新型コロナウイルスの影響により厳しい状況となってしまったスポーツ業界ですが、国内の感染者数の減少に伴って、徐々に動きもみられてきています。
いまだ予断は許さない状況ですが、感染予防対策をしっかりとり行なって、注意しながらもスポーツを楽しんでいきたいですね。