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高校歴代最速ピッチャー佐々木朗希投手の経歴や活躍など

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右の本格派速球ピッチャーの佐々木郎希選手。高校生時代からその実力を認められメディアにも再々取り上げられてきました。

そんな高校生歴代最速ピッチャー佐々木郎希選手について解説していきます。

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プロフィール

身長190cm
体重85kg
右投げ、右打ち
ポジション 投手

岩手県立大船渡高等学校出身で千葉ロッテマリーンズにドラフト1位指名を受けて入団した佐々木郎希選手は高校生時代に歴代最速の163km/hを計測しました。

足を高く上げる投球フォームが特徴でそのストレートは最大の武器になります。

その他変化球もスライダー、フォークを持ち打者に狙いを絞らせず討ち取っていくタイプのピッチャーです。



登板回避問題

佐々木選手を有名にしたのは実力はもちろんですが、登板回避の問題でも話題になったことを思い出す人も多いと思います。

花巻岩手大会決勝戦で佐々木選手は登板することなく花巻東高校に2-12で大敗し、大船渡高校はあと一歩のところで35年ぶりの甲子園出場を逃しました。

監督は一番壊れる可能性があると思い、怪我を未然に防ぐためだと語っています。

これは賛否両論ありましたが野球大国であるアメリカではごく当たり前に行われていることです。

アメリカでは野球選手の、肩や肘は消耗品であるという考えがあるため球数制限を厳しくします。

日本では今までそのような登板回避はあまり類を見ないため話題を集めました。

中学生の時からその才能は化け物級

佐々木選手の成長に兄の存在が大きいといいます。

左翼手や遊撃手を務め、4番を打ったこともある兄の存在は佐々木選手にとっては目標でした。

兄が助言やアドバイスの言葉をかけても納得出来ないところはケンカしてでも徹底的に突き詰める。幼少期に兄と競い合うことで精神的に成長しました。

そしてその成長は留まることを知らず、中学3年生の時にはすでに140キロを出していました。

そこから1年夏の県大会で147記録を計測し、2年生の夏には157キロを計測しました。そして3年生の時には歴代高校最速163キロをたたき出しました。

メジャーリーグの平均球速が147キロなのでそのすごさがわかると思います。

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球の質も超一流

まず注目すべきはそのコントロール。

160キロを超える速球を狙ったコース投げ分ける技術を持っているということです。

プロのバッターになってくるといくら球速があっても甘いコースでは打ち返されてしまうハイレベルな戦いになります。

そのためコントロールが生命線になってくるわけです。

その秘密は左足をあそこまで高く上げても姿勢がぶれない体幹の強さがあります。

そして投げ終わりも体勢を崩すことなく真っ直ぐ立っています。

体幹の強さに加え強靭な下半身が身体の土台を作り全身を連動させて力を伝えることで、剛速球を思うがままに操ることができるわけです。

またストレートの回転数も普通プロの投手は1分間換算だと2200~2300回転ですが、佐々木選手は2500~2600回転もあります。

これはメジャーリーグの一流ピッチャーと同じくらいの数値です。

変化球も評価が高くスライダーとフォークは切れ味抜群でバッターは手を焼くボールです。

さらには球速差のあるチェンジアップも使いこなします。これらのボールを組み合わせることでより一層ストレートが生きてくるわけです。



まとめ

5月26日シート打撃に登板し、プロ入り後初めて160キロの直球を投げました。

これからしっかりと調整を重ねて本番ですごいパフォーマンスを見せてもらいたいところです。

まだまだ年齢も若いですし、ここからプロでの経験を積んで将来、人類最速170キロ出るのではないかとの噂もあります。

これからの日本野球界を担う存在になっていくのは間違いないと思います。

プロ野球開幕からどのような活躍をしていくのか、また将来的にメジャー挑戦はあるのかなど注目度の高い選手だけに今後の活動に期待していきましょう。