【2020年度】夏の甲子園が中止!?地方大会の開催やこれまで甲子園が中止になったことはあるの?
新型コロナウイルス感染拡大の影響で第102回全国高校野球選手権大会、通称夏の甲子園が中止の方向で検討されていることが報知新聞により明らかになりました。
高校3年生の球児にとって最後となる夏の甲子園。
もし中止になった場合、夏の甲子園の予選でもある地方大会の開催や過去に甲子園が中止になったことはあるのか疑問に思う方は多いでしょう。
そこで、
・【2020年度】夏の甲子園が中止!?その理由は?
・【2020年度】地方大会の開催はどうなる?
・これまで甲子園が中止になったことはある?
について紹介します。
【2020年度】夏の甲子園が中止!?その理由は?
【2020年度】夏の甲子園は現時点(2020年5月15日)では、大会中止が正式に決定したわけではありません。
あくまで現在、大会中止の方向で検討されている段階です。
夏の甲子園の中止は2020年5月20日に行われる大会運営委員会で正式に決定される見込みとなっています。
【2020年度】夏の甲子園が中止の方向で検討されている理由は、日程面による選手や関係者の安全と健康、そして甲子園と同じく8月10日に開幕予定だった全国高校総体(インターハイ)や8月12日に開幕予定の全日本大学野球選手権が大会中止を決定したことが挙げられます。
これまで新型コロナウイルス感染拡大の影響により多くの学校が休校、そして部活動での活動を休止してきました。
そのため、7月から開幕する夏の甲子園の予選大会である地方大会までの準備期間が短く、高校球児やその関係者の健康と安全面での不安が強くなります。
このような理由から【2020年度】夏の甲子園の中止が検討されています。
【2020年度】地方大会の開催はどうなる?
もし【2020年度】夏の甲子園が中止になった場合、その予選である地方大会はどうなるのか。
ヤフーニュースによると大会主催者が都道府県高野連に対し、可能であれば地方大会の代わりに無観客での公式戦を開催するよう要望する見通しとのこと。
既に東京都や三重県などでは地方大会の代替大会の開催を検討しており、高野連では代替大会の開催ガイドラインが作成されています。
また、2020年になってから一足早く春季大会を開催した沖縄県以外の高校では一度も公式戦が行われていません。
そのため、高校3年生の球児にとってはこのまま何も公式戦が行われないとなると不完全燃焼で終わってしまいます。
少しでも高校球児が活躍できる場を設けるために、高野連で代替大会の開催などの準備が進められているのが現状です。
これまで甲子園が中止になったことはある?
甲子園の中止といえば【2020年度】春のセンバツが新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止になりました。
しかし、他にも過去に甲子園が中止になったことがあります。
・1918年 夏 第4回大会
当時、富山県で起き全国的に広がった米騒動の影響により第4回大会が中止になりました。
また、当時は甲子園ではなく鳴尾球場で開催されていました。
・1941年 夏 第27回大会
第27回大会は戦争の影響で県をまたいでの移動が禁止され、地方大会の開催途中で中止になりました。
その後1946年の春まで中止になり、同年夏の大会から再開されました。
・2020年 春 第92回大会
実は春のセンバツが中止になったのは第92回大会が初めてです。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により無観客試合での開催を準備していましたが、3月11日に開催中止が発表されました。
このようにこれまで甲子園が中止になったのは春夏合わせて3回です。
まとめ
【2020年度】夏の甲子園が中止!?地方大会の開催やこれまで甲子園が中止になったことはあるの?についてまとめました。
・【2020年度】夏の甲子園は中止の方向で検討されている
・地方大会の代わりに無観客での公式戦を開催する準備が進められている
・これまで甲子園は春夏合わせて3回中止になったことがある
高校球児にとっての聖地、甲子園。
その甲子園が春夏共に開催されないのは高校球児や関係者、高校野球ファンにはとても苦しいことです。
しかし、夏の甲子園がもし中止になっても高校球児が活躍できるような場を設けるために高野連含め高校野球に携わる方が動いています。
なので、今後の高校野球に関するニュースに注目です。