こんにちは、ヒロです。
最近は大学スポーツの問題がメディアなどで多く取り上げられています。
日大アメフト部の指導の問題や喫煙、暴力事件や体罰など多く耳にします。
高校までは全国高校体育連盟など競技を横断した統括する機関があります。しかしながら、大学の部活動は高校のように統括する機関がなく、各大学に任されて閉鎖的な状況でした。
また、大学の部活動は、OBが指導者を務めるなど権力が集中する閉鎖的な状況にありました。
このことがパワハラや体罰をまねく要因にもなっていました。
これらの問題などに対応するために、「ユニバス」と言う大学スポーツを統括する組織が新たに設立されることになりました。
今回の記事では、この「ユニバス」について記事を書いていきたいと思います。
ユニバスの創立
2019年の春から日本の大学スポーツを統括するユニバスが創立されます。
このユニバスは、アメリカの大学スポーツを統括する全米大学体育協会(NCAA)をモデルとして誕生しました。
日本版NCAAとして200大学程度の参加を目標としています。
2018年10月の現在の時点で93の大学が準備委として参加しています。
2016年度ごろから、文部科学省を中心に創立が進められてきました。
アメリカのNCAAってどんなことをしているの?
それでは、ユニバスが模倣としているアメリカのNCAAってどんな取り組みをしているのでしょうか?
NCAAはアメリカの大学スポーツの運営・管理・調整などの様々な運営支援を行っている組織です。
このNCAAが創立された理由として、20世紀当初のアメリカ大学スポーツでは、衝突などの理由によって死亡事故や負傷事故が多く発生しました。
そのため、大学スポーツの改革を進めるために、設立されました。
はじめは、競技規則の管理や安全管理をおもに行っていましたが、次第にガバナンスの管理や選手の学業面の管理などを行うようになりました。
現在、NCAAは23の競技で90の大会を運営しています。
全ての競技を合わせると、1,200以上の大学から4万人以上の選手が大会に参加しており、NCAAの競技に関わる選手の数は36万人にのぼるといわれています。
ユニバスの取り組み
それでは、日本のユニバスはどのような取り組みを行っていくのでしょうか?
ユニバスは各大学が責任をもって運動部活動に携わる態勢づくりを促し、指導者の資質向上を目的とした研修会、大会開催や学生の学業とスポーツの両立などを統一的に支援する取り組みを展開し、また、大学スポーツのブランド価値を高めることで収益の向上も図ることを目指しています。
この取り組みによって、近年の大学スポーツの問題である、指導者の体罰やパワハラ、セカンドキャリア問題へ対処していこうとしています。
また、アメリカの大学スポーツは、テレビ放送があるなどとても発展しています。このユニバスも日本の大学スポーツをメジャーのものとしてブランド価値や収益の向上を目指す取り組みを行っていきます。
まとめ
今回は、日本の大学スポーツを統括するユニバスについて記事を書きました。
まとめとして・・・・・
①ユニバスは日本の大学スポーツを統括する組織であり2019年より始動する。
②ユニバスはアメリカの大学スポーツを統括するNCAAをモデルとした組織である。
③指導者の体罰やパワハラ、セカンドキャリア問題へ対処、大学スポーツのブランド価値を高めるなどの取り組みを行っていく。
日本の大学スポーツのさらに発展していくことを願うばかりです。
それでは!