こんにちは、ヒロです。
皆さんは、運動やスポーツを行ったとぐっすりと眠れませんか?
僕も現役でアスリートをしていた時、毎晩ぐっすり眠れていました。
運動やスポーツをすると心地よい疲労感のもと深い睡眠をとることができますよね。
今日は、運動・スポーツと睡眠の関係について書きたいと思います。
運動・スポーツと睡眠の質
先行研究から、継続的な、スポーツ・運動習慣は以下のような質のよい眠りにつながることを明らかとしています
・安定して徐波睡眠が増えて、深い睡眠を得られる
・寝付きが良くなる
・中途覚醒がなくなる
・総睡眠時間がのびる
また、睡眠の質が向上することによって・・・・・
・血糖値を下げる
・成長ホルモンの分泌を促進させる
・脳由来神経栄養因子の分泌を促進させる
・ボディーコンポジション(体組成)が変化する
・早寝早起きの方向にサーカディアンリズム(体内時計)が変化する
・安静時に副交感神経が優位になり、リラックスできる
・心肺機能が向上する
などの、心身の健康面に用影響を与えることが分かっています。
睡眠とアスリートのパフォーマンスの関係
睡眠は、アスリートのパフォーマンスに影響を与えることが先行研究の結果から明らかとなっています。
2011年にMahらは、睡眠と運動パフォーマンスとの関連を示した論文を発表しました。
男子バスケットボール選手11名を介入群とし、5〜7週間、毎日睡眠時間を平均110.9±79.7分延長させて、対照群15名と比較して実験を行いました。
この研究における、選手達の平均睡眠時間は8時間20分でした。
その結果として・・・・
・バスケットコート1週のランニングタイムが0.7秒向上した。
・フリースロー成功率が9%向上した
・3ポイントシュートの成功率が10%向上した。
・やる気・精神運動覚醒レベルが向上した
上記のように、
睡眠時間を延長させると練習・試合での心身の状態をすべて向上したという結果になりました。
また、2012年にナショナルトレーニングセンターを利用する110人のトップアスリートに睡眠調査を行った結果、トップアスリートの睡眠時間は8時間4分で、一般の人よりも30分近く多く睡眠をとっていることが分かりました。
トップアスリートほど睡眠を大切にして、たくさんの睡眠をとっているようですね。
なぜ、長い時間の睡眠はパフォーマンスを向上させるのか?
スポーツの技やコツをつかむためには、レム睡眠が必要とされています。
レム睡眠とは、比較的浅い眠りのことで、眠っていても頭は動いている状態にあります。
このレム睡眠の時、体のバランスや、技術、体のコントロールが脳にインプットされます。
睡眠時間が短いと、このレム睡眠の時間が短くなり、学んだ技術が十分に脳にインプットされなくなってしまいます。
また、精神面の疲れもとれずに心の安定にも悪影響をおよぼします。
このことが、睡眠時間が技術習得やパフォーマンスなどスポーツ選手の心身に与える影響と言えます。
まとめ
今回の記事では、運動・スポーツと睡眠の関係性について記事を書いてみました。
まとめとして・・・・
①継続的な運動・スポーツ習慣によって、質の良い眠りをとることができる。
②睡眠は、アスリートの心身のパフォーマンスを向上させる。
③技術の向上にはレム睡眠が影響を及ぼす。
皆さんも質のよい睡眠をとり、心身の健康や、パフォーマンスの向上を目指しましょう!
それでは!