こんにちは!ヒロです。
皆さんは、スポーツをする時に声を出して自分自身を奮い立たせることはありますか?
僕は、周りの目を気にしてしまってなかなか大声で声を出すことはできません。
トップアスリートを見て見ると陸上競技ハンマー投げの室伏選手は投擲の際大声をあげて叫びます。
トレーニングルームでは、ゴリゴリの男性が声を出して重いウエイトを挙げているところを見たことがある方もいると思います。
また、卓球の張本選手は、ポイントが決まった時に「チョレーイ!」と大きな声を出しますね。
しかしながら、なぜ筋トレやスポーツの競技中に声を出すのでしょうか?
今日は、スポーツのパフォーマンスと声について記事をかいていきたいと思います。
スポーツ競技中の声とパフォーマンスの関係性
皆さんはシャウト効果と言うものを聞いたことがありますか?
シャウトとは日本語で叫ぶという意味です。
実は、スポーツ科学的にも大きな声を出す、いわゆる「シャウト」による筋肉の能力アップが確認されているんです。
先行研究から、声を出すことによって約5%~7%ほどの筋出力アップをもたらす可能性があるとされているんです。
これってすごくないですか?
例えばベンチプレスで100㎏の重さを挙げられる人は、声を出して叫ぶことによって105㎏~107㎏ぐらいの重さを挙げられるようになるということです。
以前、テレビの検証で、室伏広治選手が声ありと声なしのハンマー投げの距離の測定を行っていました。
声を出した時のほうが大幅にハンマーの飛距離が伸びていました。
また、総合格闘家にサンドバックを蹴らせ声を出さないときと、声を出したときとでは、蹴る強さは声を出した時のほうが9%強かったことが明らかとなっています。
これらのことからも、スポーツ競技中に大きな声を出すことによって瞬時の筋力が上がり、パフォーマンスが向上することが分かります。
じゃあ、卓球やテニスなどのポイントの叫びは何なの?
それでは、ポイントを獲得した後の叫びにはどのような効果があるのでしょうか?
叫ぶことによって競技中のパフォーマンスが向上するのであるならば、ポイントを獲得した後の叫びは意味ないのでは?
ハワイ大学マリノ校とブリティッシュ大学の研究者たちの研究では、声を出すことによって自分を奮い立たせることができるほか、対戦相手の集中力を低下させパフォーマンスを落とさせる効果があることを明らかとしています。
以前、テニスのマリア・シャラポア選手の試合中の声がうるさすぎてずる以外の何物でもないと批判が広がったことがありました。
確かに、気が紛らわされて集中できなくなるような気がしますね。
しかしながら、同研究者の研究結果では、スポーツ競技中に声を出すことによって血圧が上昇するリスクがあることを述べています。
競技力向上をとるか健康をとるか・・・・・
悩ましいですね(笑)
まとめ
今回は、スポーツ競技中の声とパフォーマンスの関係性について記事を書いてみました。
①競技中の声には筋力は5%~7%上昇させる効果がありパフォーマンスこ向上させられる。
②叫ぶことによって対戦相手の集中力を低下させパフォーマンスを下げることができる。
③しかしながら、血圧が上昇するリスクがある。
その他に、トレーニングジムでの過度の声出しは、周りの方にご迷惑になってしまい、最悪自分が大会させられる場合があり見たいです。
場面に応じて考えて声を出しましょう(笑)
それでは
追伸・・・
スポーツと声の関係についてさらに学びたい方はこちらをどうぞ