こんにちは。
皆さんは、文武両道と言う言葉を聞いたことがありますか?
今日は勉強とスポーツとの関係性について考えていきたいと思います。
文武両道とは
ウイキペディアでは・・・
文武両道(ぶんぶりょうどう)とは、文事と武事、学芸と武芸、その両道に努め、秀でていることを指す語。求道的な評価にも用いられる語である。転じて、現代では勉学と運動(スポーツ)の両面に秀でた人物に対しても用いられる。
と示されているように、一般的には、勉強もスポーツもどちらともに優れている人のことを示すと思います。
また似たような意味として
文武兼備
知勇兼備
文武兼資
などの同じような意味合いとしてつかわれています。
運動と学習の関係
筑波大学に研究チームによると
運動によって脳のエネルギー消費量は増大していくので、運動によって知能が向上する可能性がある。「グリコーゲン超回復」とは、運動によって減少したグリコーゲンが、その後、本来の貯蔵量を超えて蓄積される現象をいう。これは脳でも起きる現象で、有酸素運動を繰り返すことで脳のエネルギー量が増加し、知能が高まる。
ことを報告しています。
また、文科省の小中学校の全国都道府県学力テストの結果と体力・運動能力の調査結果を重ねると、運動ができる子どもは勉強もできるという結果が出ています。学業成績が高いほどスポーツに取り組んでいる子どもの割合が高いという調査結果もあります。
運動・スポーツは脳の血流を挙げて、脳に刺激を与え、記憶力などを向上してくれます。
このように運動・スポーツと勉強には相関関係があることが明らかとなっています。
アスリートってスポーツバカじゃん?
けどよくよく考えたら、皆さんが、子どものころスポーツできる子ってスポーツばかりで勉強には不真面目な子多くありませんでしたか。
僕が学生の時も、部活は一生懸命取り組み、授業は寝るという子を多く見てきました。
これには、日本のスポーツ文化が影響しています。どうしても勝利至上主義が蔓延する日本のスポーツ文化の中では、競技で勝てれば、勉強ができなくても容認される、雰囲気があります。
僕が学生時代も、部活生はテストに名前を書けば簡単に単位をもらえました。(笑)
スポーツの競技歴によって高校大学・企業に進学でき、また、学校や企業の広告塔となるため、勉強ができなくても入学や入社ができてしまいます。
このような、日本の文化的側面がスポーツだけに取り組み勉強をまったくしない子供をつくり出してしまっているんじゃないかと思います
しかしながら、セカンドキャリア問題を考えると、スポーツだけで生きていくことは難しく、今後、運動・スポーツと学習・学問の関係性により深く目を向けていく必要がありますね。
それでは!