ヒロ
自身のスポーツ活動を通して感じた問題意識やスポーツ・健康に関する情報発信を行っています。 日頃は、教員をしつつスポーツ科学に関する研究を行っています。 スポーツや健康に関するライター依頼お持ちしております。 ご連絡は以下まで athport.hiro@gmail.com
スポーツ科学

アスリートがデュアルキャリアを考えることの重要性

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こんにちは。

hiroです。

皆さんはデュアルキャリアって聞いたことありますか?

もしかしたら、にたような言葉のセカンドキャリアと言う言葉なら知っているとゆうかともいるかもしれません。

セカンドキャリアとは、アスリートの競技生活の時期をファーストキャリアと考え、競技から離れた後のキャリアをセカンドキャリアとよばれています。

今現在、アスリートのセカンドキャリアが問題となっていることを知っていましたか?

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一昔前までは、学生時代から行っていたスポーツ競技を学生卒業後も企業スポーツとして、企業が広告塔としてスポーツ選手を社員として雇い、引退後も企業の社員として雇いつ続けるなど、学生時代スポーツに熱心に打ち込んでも、社会人として活躍するルートが、だまだまだ整っていました。

しかしながら、未曽有の不況の影響を受け企業がスポーツ選手を広告塔として取り入れなくなり、企業スポーツの休廃部が相次いで、スポーツ選手だけやって育ってきた子が活躍するルートがなくなってきてしまっています。

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引用元:http://mczkk.jugem.jp/?eid=198

また、たとえプロスポーツ選手となったとしても、選手生命は長くなく、プロスポーツで一生分の生活費を稼げる選手は、一握りの現状となっています。

そのうような、学生生活をスポーツに捧げ、勉学をおろそかにしたアスリートは、上手く就職ができないなどのセカンドキャリアで大きなつまずきを抱えています。

また現役時代、まばゆいスポットライトを浴びた選手ほど、選手生活と競技引退後のギャップに苦しみ、犯罪を犯す者などニュースで耳にします。

僕自身、学生アスリートとして全日本レベルで戦うまでの選手になることができましたが,スポーツが就職やその後のキャリアに結びつかず、大変苦労している現状にあります。
もちろん、中にはスポーツとともに、勉学にも一生懸命取り組み,文武両道に取組む人もいるため,そんなの自己責任じゃないかと言う人もいるかもしれません。

確かに,スポーツ選手を支援する体制や制度が整っている中で取り組まないものは自己責任なのかもしれません。

現在、アメリアでは,NCAAと呼ばれる,学生アスリートの支援組織があります。また、ヨーロッパでは,アスリートが公務員としての職業をもち,選手として活動する体制がとともっています。

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しかしながら,現在の日本では,まだまだ、アスリートもキャリア支援は、進んでいない状態にあります。




日本はスポーツ基本計画の中で国際競技力の向上を掲げ、その大きな担い手として運動部活動が存在しています。中には,僕のように、学生生活でスポーツをすることのみの生活を余儀なくされた人もたくさんそんざいしていることと思います。

このような、日本のスポーツ文化の中で、果たしてスポーツを通して学んだことを社会に還元していくことは可能なのでしょうか。

アスリートはスポーツを通してただ競技力をつけるだけではなく、スポーツを通して、努力することや協力すること、上手くなるための思考力、向上心など多くのものを学ぶことができると思います。

僕が歩んできた人生の中でも、元アスリートの向上心やパワーを感じる場面が多くありました。

スポーツを通して学んだことを社会に還元できれば、より社会は発展していくのではないのだろうか?そのようの考えます。

2018年から日本版のNCAAが動き出そうとしています。これからどんな支援やサポートがなされていくか楽しみですね。
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さて、最初のデュアルキャリアの話に戻りたいと思います。

このデュアルキャリアとは、アスリートとしてのファーストキャリアを終えてから、セカンドキャリアを考えるのではなく、アスリートとしてのファーストキャリアと同時にアスリート引退後のキャリアの形成も進めていくという考え方です。

僕自身、まだまだ勉強不足な部分もあり、アスリートを支援する制度的なことに関してはどうこう言えませんが、アスリートであるファーストキャリアと同時に競技引退後のキャリアの形成も進めていくことはとても重要なことだと思います。

アスリートがスポーツで輝ける期間より人生は、はるかに長いものです。

競技生活引退後、自分は何がしたいのか、考えて行動していくことこそが,スポーツを通して学んだ力を社会に還元していくために大切なものになっていくともいます。

多くのアスリートに考える機会をもってもらえると幸いです。